ルーブル美術館へいこう

アートが好きはもちろん、観光においてもルーブルは絶対に外せないスポットです。モナリザとの記念写真なしで日本に帰れますか?!

ルーブルが正式にオープンしたのは1793年、537点の絵画とその他184のコレクションから世界有数の巨大美術館の歴史が始まりました。

現在ルーブルは6万600㎡の建物に38万点を超える絵画や彫刻などの作品を所蔵しており、その66%をフランス国内の作家が占めています。膨大なコレクションから常時35000点を公開しています。世界最多とと言われる入場者数は年間約900万人、たった1日でも2.5万人に上ります。

通常夏期はエントランス前には長蛇の列ができ、ようやく中に入ってもその先にも人の山…なかなかゆったりと楽しむのは難しいので、なるべく失敗のない計画が必要となります。ここでは巨大美術館ルーブルについてもう少し詳しく掘り下げつつ、現地で役立つ情報とあわせてお届けいたします。

ピラミッド

ルーブルのシンボルともいえるこのピラミッドは、故フランソワ・ミッテラン大統領の特別プロジェクト「パリ大改造計画」の1つ「大ルーブル計画」によって作られました。

ルーブルを世界一の美術館にするという目標のもと、ナポレオン広場に新たに設置するメインエントランスの設計を中国の建築家イオ・ミン・ペイに依頼しました。このピラミッドの寸法はエジプト・ガザのピラミッドと同率にデザインされています。

営業時間

火曜定休(1/1,5/1,12/25含む)

月水土日:午前9時〜午後6時

水金:午前9時〜午後9時45分

※ 水金曜の夜間営業は通常よりも人が少なくゆったり鑑賞したい方にオススメです。

※ 無料開放日:10月から3月の第一日曜日…ただしかなり混雑します。

待ち時間

人気の観光スポットなのでエントランスで長く待たされることも珍しくありません。夏場はほぼ一日中混雑しており、冬場は週末や学校の長期休暇時に集中して混雑します。いずれも1時間程度の待ち時間が予想されます。

ルーブルにはメインのピラミッド、地下ショッピングモール経由のカルーセル、セーヌ側ライオンが目印のポルト・デ・リオンの3つの入り口があります。リオン門は現在団体向けの入り口で、当然ながらメインのピラミッドは常に混雑しているため、カルーセルからの入場をオススメいたします。屋内なので天候も気にせず、また複数名でお越しの方は待ち時間も代表者に列での待機を任せてモール内で時間を潰すこともできます。

時間に余裕のない方には「優先入場券」もあります。通常価格よりも割高ですが、待ち時間を大幅にカットできます。滞在期間が少ない方にオススメです。

ガイド

ルーブル現地でガイドの申し込みをされる場合、フランス語と英語のコースのみとなります。日本語でのガイドをご希望の方はプライベートガイドをお探しください。On Get Your Guideにてお探しいただけます。

オーディオガイド

芸術は時として難解です。膨大なルーブルの作品をより楽しむという点でもオーディオガイドは大変役に立つでしょう。ニンテンドー3DSの端末に搭載されているので使い慣れている方も多いのではないでしょうか。

35時間にも及ぶデータが収録されており、プロの解説がアートをいつもと違った面から見せてくれることでしょう。音声ガイドに加え様々なインフォメーションがディスプレイされる仕組みになっています。まずはお好みのコースを選んでみましょう。初めての方には「ルーブルの傑作」がオススメです。最も有名な作品や最も美しいエリアへと誘導してくれます。

オーディオガイドは入り口券売機にて5€で借りられます。必ず言語設定の手引きを一緒に受け取りましょう。

アプリ(iPhone / Android 対応)

オーディオガイドの他に、公式アプリをダウンロードする方法もあります。時間短縮と使いやすさで人気です。こちらの詳細はルーブル公式ウェブサイトにてご確認下さい。参考価格:1.79€

荷物預かり所

大きな荷物を持って混雑した美術館を歩き回るのは大変ですし、周りの迷惑にもなり兼ねません。誤って美術品に…なんてことになるまえに、お荷物はロッカーへ預けて身軽に楽しむのが一番です。

ルーブルでは手荷物預け入れ用のロッカーがピラミッド下に設置されています。こちらは無料でご利用いただけますので、大きめの荷物や館内に入って不要になったジャケットなどはこちらに預けましょう。持ち込み荷物の大きさには上限があり、飛行機と同じく55 cm x 35 cm x 20 cm以上のサイズは禁止となっております。

スリにご注意

ルーブルでは長年スリが問題視されています。観光地で多くの人が集まる上、一定の年齢まで入場無料であることから被害が絶えることはなく、スリ対策を求めた従業員たちによるストが行われたこともあるほどです。(なんとスリによる被害者は観光客だけでなく従業員にまで及ぶのです。)特にモナリザ前は必ずいると言われているエリアです。相手は集団であったり、子供であることも珍しくはありません。人混みや館内だけでなく常に貴重品に十分注意を払って折角の旅の思い出を台無しにすることのないよう気をつけましょう。

ルーブルトリビア

  1. ルーブルはひと部屋30秒で周ったとしても、館内全ての部屋を回りきるのに100日以上かかります。
  2. ルーブルの建物の歴史は長く、増改築を繰り返して今の姿になりました。最初は1190年、パリを守る要塞として建てられ、16世紀から美術館としてオープンするまでの間は王族の宮殿として使われていました。(その名残が地下ショッピングモール出入り口で見られます。)
  3. モナリザは過去に二度ほど個人の意向でルーブルより持ち出されたことがあります。一度目はナポレオンが皇帝として即位している間、モナリザを彼のベッドルーム(浴室とも言われています。)に飾るために持ち出されました。二度目はジャクリーン・ケネディ夫人の依頼により、ワシントンdcとニューヨークの美術館での展覧会のためでした。実はこの貸し出しには外交が多いに絡んでおり、当時のフランスが国際的な発言権を守る交渉の「裏の切り札」として使われました。
  4. そのモナリザは1911年に盗難にあいました。警察は組織の犯行や詩人のギヨーム・アポリネールの犯行を疑い、さらに彼が助けを求めたことでピカソにまで連行される騒ぎになりましたが、真犯人モナリザの額装に携わったイタリア人大工で、「ダヴィンチの故郷に返すべきだ」という動機でした。逮捕されるも、イタリアでは英雄扱いだったとか。
  5. ルーブルの怪人、ベルフェゴールをご存知ですか?誰もいなくなった夜の美術館でミイラの体を乗っ取り悪さを繰り返し…というのは、かつてフランスのテレビで放送されたドラマの内容です。しかしこの話が一人歩きしてしまい、今でも存在しないベルフェゴールの像を見にここを訪れるひとがいるほどです。
  6. 2012年フランス北部のランスにルーブル初の別館をオープンしました。建築は日本の建築家ユニットSANAAによるデザインです。また2007年にはサウジアラビアとの間にルーブル・アブダビをオープンする合意が交わされ近年実現予定となっています。